脇がのメカニズム

脇がには先ほど述べましたようにエクリン線
・アポクリン腺・皮脂腺と大きなかかわりがあります。

それぞれについて掘り下げてみます。

＜アポクリン腺について＞
アポクリン腺は、体の一部に分布しています。

そして、毛穴と出口を共有しています。

その主な箇所が脇の下や耳の外耳道、性器や
肛門の周り、おへその周り、乳首の乳輪などです。

そこから出る汗の成分は、たんぱく質・糖類
・アンモニア・鉄分・色素・蛍光物質・脂質
・脂肪酸などです。

アポクリン腺から出る汗には、栄養を含んでいて
さらに塩分をほとんど含まないので、皮膚にある菌が
繁殖しやすく、その発酵した臭いが脇が臭となるんです。


＜皮脂腺について＞
皮脂腺は、全身の皮膚に分布している腺組織です。
皮膚を柔らかく湿潤に保つ役目があるのですが

皮脂の分泌量が多すぎると肌がベタつきます。
逆に少なすぎるとカサカサに乾燥してしまいます。

皮脂腺から汗は出ませんが、皮脂腺からの分泌量が
増えるとエクリン汗、アポクリン汗のどちらも
臭いが強くなるという事です。

＜エクリン腺について＞
エクリン線は全身のいたるところにあります。
肉眼では見えない小さな汗腺のことです。

エクリン線から出る汗は、９９％以上が水分で
残り１％以下は塩分、尿素、アンモニアなどが
混じっています。

脇がとは関係ないのですがワキガと混ざり合うと
臭いを拡散してしまいますので間接的な
関わりがあるんです。